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本社研修報告 ~革について~

2019/11/13 御殿場店

こんにちは、御殿場店の勝又です。

 

先月末に行われた本社研修に参加した為、少しではありますが

スコッチグレインの魅力を皆様へお伝えできれば、と思います。

少々お付き合い下さいませ。

 

さて、今回ピックアップする内容は。。。

スコッチグレインの3つのこだわりにある『素材』の中から

靴の表情となる『甲革』について触れていきたいと思います。

 

当社のロングセラー商品『アシュランス』を筆頭に、

スタンダードグレードやアウトレットモデルのFシリーズに使用

されている国産カーフは、日本の革作りの聖地『姫路』にある

創業100年を超える日本屈指の名門タンナー、『山陽』にて

作られています。

 

 

こちらはオランダで育った生後半年を越える仔牛の原皮を使用しています。

成長すると次第に皮の厚みが出てくるので、しっかりとしたハリとコシがあります。

また、成長した分『ナチュラルマーク』と呼ばれる『トラ、血筋』もよく見られます。

革の表面に斜めにうっすらと線が見えますが、こちらが『トラ』です。

 

これらを目立たなくする為に『ケシボ』という肌の質感に似た模様の型押しを施しているので、

革に光が乱反射して白っぽく見えています。外国産カーフに比べて劣る…と感じた方もいらっしゃるのでは。

 

スコッチグレインでは水性の仕上げ剤を塗布している為、

革の風合いを活かしつつ、クリームの浸透性も良くしていますから

お手入れをする事で革に潤いが与えられて柔らかくなり、

お手入れを続ける事で次第に艶が増していくので…

 

 

時間をかけてじっくりと磨くとこのように変化していきます。

磨き次第では、高級カーフと見間違えるほど艶が出ますし、

定期的にクリームを塗ることで革もしっかりと柔らかくなります。

是非一度、国産カーフの良さを体験してみて下さい。

 

と、ここまで来ましたが話が長くなる(もう既に長い)ので

次回、外国産カーフのお話にて締めさせて頂きたいと思います。

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