SCOTCH GRAIN BLOG スコッチグレインブログ

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「<」に光る職人技!

2021/05/19 大阪店

皆様、こんにちは!大阪店です。
今日もこのブログを見ていただいて有難うございます。
今週は雨模様の日が多いですが、いかがお過ごしでしょうか?
大阪店は新型コロナウイルス感染対策を行いながら、毎日10時~19時で元気に営業しております。

2月の「GINZA EDITION」からスタートした「SHOPSTYLEシリーズ」。
最終第四弾の「SORAMACHI EDITION」の販売開始がいよいよ来週に迫ってきました。

ソラマチモデルは、差し色のネイビーブルーが鮮やかなコンビモデルのようですね。
様々な拘りが詰まった、これまた楽しみな1足が誕生しそうです。

もちろん、拘りなら我が「OSAKA EDITION」も負けてませんよ!
今回は独特なコバの仕上げ方法である、「矢筈(ヤハズ)」についてお伝えしたいと思います。

「矢筈」、あまり聞きなれない言葉ですが、弓の弦を引っ掛ける矢の端部分の「<」部分のことを言います。
スコッチグレインのようなグッドイヤー製法で縫われた靴は、底材の厚みやコバの張り出しがあるので、
どうしてもごつくなりがちです。
そこで三角に尖らせるようにコバを削り出すことで張り出しを抑えて、視覚効果で華奢にエレガントに見せる、
日本が発祥といわれている仕上げ方の一つが「矢筈」です。
スコッチグレインでは熟練した職人が1足1足、靴を持つ指先に全神経を集中させながら、仕上げています。
手間が掛かるので元々はビスポーク(誂え)靴に施されていた仕上げ、というのも頷けます。
(鋭角に削るので、少しでも削り過ぎてしまうと、もうダメになります。)

約20年前に販売していた「ベガノクラシコシリーズ」(懐かしい!)から矢筈仕上げを始めて、
現在では「オデッサシリーズ」や「インペリアルブラックシリーズ」、
そして「SHOPSTYLE UENO EDITION」でもその技を見ることが出来ます。

今回「SHOPSTYLE」を企画するに際して、自分達で細部に渡って仕様を決めていくのですが、
真っ先に浮かんだのが、この「矢筈」でした。
フルブローグのデザインでありながら、スタイリッシュに履いていただけるように、
この仕様にしてあります。
デザインに抵抗感がある方にも是非トライしていただきたい、そんな1足です。

木製キーパープレゼントのキャンペーンも、いよいよ今週末の5月23日までになりました!

お得にお求めいただける又とない機会です。皆様のお越しをお待ちしております。
それでは次回は5月26日水曜日にお会いしましょう。
大阪店でした。

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